余はく vol.24

住生活情報マガジン 余はく vol.24 春夏号

YOHAKU na interview File 024

余白を自分色に…〈 インタビュー〉著名人のライフスタイルをちょっと覗き見!

住まい方は十人十色。それでいいんです!

近藤 典子さん/住まい方アドバイザー

特 集

窓のこと。

こだわりスタイルの家

《マンションリフォーム》“ミキハウス子育て総研 認定住宅”

子どもの成長に寄り添う家

《新築》

小さくても楽しい家

Special Report〈実例リポート〉

賃貸住宅に併設したアトリエで余暇を愉しむ

雑学

【相続税対策! 】

ハウスメーカーで建てる 失敗しない賃貸住宅

あなたの余白を充実させる セミナー&イベント情報
プレゼント&アンケート / 刊行にあたって・編集後記


窓のこと。

窓を見つめると、日本人の感性が見えてくる。

(取材・文:田原直)
窓のこと

 石造りの?洋建築は、壁に穴を開けて外気を取り込むための窓が必要であったのに比べ、外と一体に暮らしてきた日本人の感性から生まれた窓は、外と間仕切りする仕組みであり、日本の窓は本来「間?」であった。そのかたちは、風土に根ざして暮らすことを大切にしてきた私たちの姿であり、外の気配を優しく受け止める装置であったように思う。
 窓を小さくして部屋の下の方につくる地窓は、瞑想空間の茶室に多く使われている。
その地窓に感銘を受けたドイツのフランクフルト工科大学の建築家の教授の面白い話がある。 教授の家に伺ったとき、「二階に面白い窓をつくったから見てみないか」と誘われて2 階へ行くと、北の畳の部屋に地窓があった。
「我々はこれを日本人から学びました。なんで2 階の下の方に窓をつくったか分かりますか」と訊かれ答えられないでいると、続けて教授は
「我々?洋人は花というのは南に植えるものだと思っていましたそうすると太陽に向かって花は南に開いて咲く。家から見ると花の背中側しか見えない。ところが日本人は北側に花を植える。なんでだろうと思っていた。そうか、花は南に向いて咲くのだ、ということに気づいて北に地窓をつくったら、自分に向かって咲いてくれて実に見事なのです」と教えてくれたという。
日本人は自然を活かして尊重し、それらを自分たちの生活に取り込むという知恵が素晴らしいことを再認識するエピソードだ。
日本人にとって窓はひとつひとつ、とても意味がある。この日本の自然を愛でる心持ちが、多彩な素晴らしい窓を生んできたように思う。


(余はく24号からの抜粋です。無料購読希望の方はこちらをご覧ください。)


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住まい方は十人十色。それでいいんです!

新しい経験を積むために新しい住まいへ

余はく24号 インタビュー (取材・文/冨部 志保子 撮影/田原 直)
【インタビュー】住まい方は十人十色。それでいいんです!

 玄関ドアを開けると目に飛び込むのがすっきりと整った明るい玄関ホール。をーるステッカーやさり気なく置かれたインテリア小物が、殺風景になりがちな空間にやわらかな印象を添えています。ここは近藤さんが2 年前から暮らす、築26 年の一軒家。
「借家なので、家を傷つけずに心地よい暮らしをするために、いろいろ工夫をしているんですよ」
この家で暮らすまでに10 年間住んだのは、350 ㎡ほどもある5 層の?建住宅。土地探しから家づくりまで、こだわり抜いた住まいでした。
「その家をどうしても欲しいという方がいらしたので、家具ごとお譲りすることにしたんです。私自身、これまでの10 年間は住宅をつくる仕事がメインだったので、以前の家はある意味、実験ハウス。間取りも動線もオリジナルでつくって、自分でその住み心地を確かめてていました。じゃあこれからは?今後の夢を考えたとき、今、暮らしを思い切って変えてみるのも悪くないって思えたんです。人様に住まい方やインテリアを提案するのに自分自身がいろんな経験をしていないと、自信をもって伝えられないものでしょ?だから、今回は古い借家という制限の中でどれだけの暮らし方に工夫ができるか実践しようと思ったんで す。」
【インタビュー】住まい方は十人十色。それでいいんです! 新しい家では、家具はできるだけリーズナブルに揃え、収納にはカラーボックスや100 円グッズを活用。自身の暮らし提案のノウハウを凝縮した結果、センスのいいおしゃれな住まいが出来上がりました。
「本当はインテリアの色合いもオレンジとグリーンとか、やったことがないくらいポップにしたかったんですけどね。主人に反対されたのでやめました」と明るい笑顔で話します。

(余はく24号からの抜粋です。無料購読希望の方はこちらをご覧ください。)


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ハウスメーカーで建てる失敗しない賃貸住宅

ハウスメーカーで建てる 失敗しない賃貸住宅

◎余はく24号 雑学

 初めて賃貸経営する方にとっては、「大きな借金をして返済できなかったら…」「空室になったら…」など、不安になるのは当然でしょう。 確かに賃貸経営は借入・空室・維持管理など、リスクを上げればきりがありません。しかし、正しい知識を身につけ、リスクを最小限に抑えることができれば大幅は節税対策になります。
今回は節税対策になる賃貸住宅の基礎知識とそのノウハウについてご紹介します。

◎「相続税はお金持ちの話し」という時代は終わり
ハウスメーカーで建てる 失敗しない賃貸住宅

 相続税は、親族などが亡くなったことにより財産を前の代から受け継いだ場合や、遺言により財産をもらった場合に発生する税金です。
 亡くなった人を被相続人とよび、相続によって財産を受け継いだ人を相続人とよびます。
例えば、法定相続人が2 人の場合、これまでは7,000 万円まで相続税はかかりませんでしたが、2015 年からは4,200 万円を超えると相続税がかかります。一般の家庭でも都市部に持家があり、生命保険や預金などがあれば4,200 万円はおろか財産が1 億円超える人が多くいます。「相続はお金持ちの話し」と思っていた人も真剣に相続対策について学び、しっかり備えることが大切です。


◎賃貸併用住宅が節税になる理由

なぜ、賃貸併用住宅にすることで節税できるのか?ここではその節税効果についてご紹介します。

土地保有税の負担軽減
 (固定資産税・都市計画税)

住宅を建てると、200㎡までは固定資産税の対象となる価格が1/6になります。(小規模住宅用地)
さらに、賃貸住宅のみの場合は、住宅1 ?につき、評価減が受けられる賃貸住宅の場合?数×200㎡までが対象です。

小規模宅地等の特例の活用
  • 住居用330 ㎡(減額割合80%)
  • 事業用400 ㎡(減額割合80%)
  • 貸付用200 ㎡(減額割合50%)

縦の物携帯により、小規模宅地の評価減額が
変わってきます。


建物の相続評価

現金で所有するよりも建物に替えた方が相続税を評価する上で65%相当が減額となります。

◎賃貸オーナーになるために

相続税対策の方法がある程度わかったら、いよいよ具体的な取り組みを始めましょう。
ここでは賃貸経営で失敗しないための5 つの手順について確認していきます。

〈失敗しない賃貸経営5 つの手順〉
  1. 目的と目標を決定する
  2. 市場調査を徹底的にする
  3. 基本計画を考える
  4. 施工会社を複数選定し、詳細な実施計画に入る
  5. 施工会社を決定する

※詳細は本紙をご覧ください。

(余はく24号からの抜粋です。無料購読希望の方はこちらをご覧ください。)


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