
いよいよ年末が押し迫ってきました。
街はクリスマス一色で、華やいだクリスマスが過ぎれば、暦の関係で、ほとんどの企業が翌日は仕事納めとなります。
今年も残すところあと1週間余りです。
東日本大震災を教訓に、被害は最小限に。

さて、“震災は忘れた頃にやってくる”ではありませんが、青森県の東方沖で大きな地震がありました。
地震の規模はマグニチュード7.5、青森県八戸市では、最大震度6強を観測。震度5弱以上となると、近県である北海道、岩手、宮城にまで達しました。
トカラ列島の群発地震はあったものの、今年最大規模の地震です。
東京でも強い揺れを感じ、すでに寝ていた私も、すぐに起きました。
揺れ方から東日本大震災を思い出し、また東北かなと思ったくらいです。
東北の方はみなさん、東日本大震災のトラウマがありますから、津波警報が出された時には、特に敏感になったことでしょう。
すぐに津波警報は解除されたのでほっとしました。
震度5弱というのは、東日本大震災時の東京23区の揺れ方です。
その割には、人的被害や住家被害は少なかったように思います。先週までの被害状況は、死者・行方不明者はゼロ、負傷者は重症・軽症合わせても47名でした。住家も全壊は1棟のみで、一部損壊も
7棟と規模の割には最小限でした。これも東日本大震災の教訓が生きたのでしょう。
そして今回初めて発表されたのが「北海道・三陸沖後発地震注意情報」

耳慣れない注意情報ですが、日本海溝・千島海溝沿いの領域で、マグニチュード7.0以上の規模の大きな地震が発生した場合、その地震の影響を受けて、新たな大規模地震が発生する可能性が相対的に高まることから、内閣府と気象庁が2022年から運用を開始したものです。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jishin/nceq/info_guide.html
今回が初めての運用となった「北海道・三陸沖後発地震注意情報」ですが、功罪いろいろあるようです。マグニチュード7以上の地震発生後、7日以内にマグニチュード7.8以上の後発地震が発生する確率は1%程度。
備えは絶対必要ですが、過剰な心配をして心労を患う人も多いようです。
またSNSなどを利用し、悪意的に煽る人もいるそうで、発表された防災対応を取るべきエリアに指定されたところは風評被害なども起きています。
中国政府なども過剰に反応し、渡航自粛に利用していますね。
問題は、その指定エリアでしか地震は起きないと思いこむことです。
地震は、日本のどこでも起きうるもの、常にその備えは必要だと全員が意識しなければいけません。
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