
2月も中盤、立春を過ぎたにもかかわらず、日本列島では寒波に襲われています。
特に日本海側は大雪で、私の故郷である会津地方は、観測史上最大の積雪とのこと。毎日のように雪かきをしていた昔を思い出しました。
どうか、くれぐれも身の安全を祈るばかりです。
「DX」とか「GX」という言葉がトレンドに

住宅・不動産業界においてもよく耳にする「DX」と「GX」について、少し解説します。
「DX」とは、デジタルトランスフォーメーションの略で、直訳すると、「デジタル改革」という意味になります。
具体的には、AIやビッグデータなどのデジタル技術を用いて、業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出を実践し、今までのシステムからの脱却や企業の変革を実現することを意味します。
例えば、不動産業界では対面式の契約や重要事項の説明などが義務付けられていますが、業法の改正により、WEB上での重要事項説明やクラウドを利用した電子契約などが認められました。さらには、今後はAIによる重要事項説明書の作成なども検討されています。
一方、「GX」とは、グリーントランスフォーメーションの略で、直訳すると「緑=自然エネルギー改革」という意味でしょうか。少しこじつけですが。
経済産業省が以下のように定義しています。
“2050年カーボンニュートラルや、2030年の国としての温室効果ガス排出削減目標の達成に向けた取り組みを経済成長の機会と捉え、排出削減と産業競争力向上の実現に向けた、経済社会システム全体の変革“
簡単に言うと、化石燃料中心の現代社会をクリーンエネルギーによる社会へと変革していくこと、また、単なる主要エネルギーの移行ではなく、経済社会の変革を行いながら、経済成長を目指すことです。
GX志向型住宅で160万円の補助金も

住宅業界では、ZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)が近年浸透してきましたが、ZEH水準を大きく上回る省エネ性能を有する新築住宅(GX志向型住宅)を推進しようというものです。
家庭部門のCO2排出量の削減を進め、くらし関連分野の経済社会の変革を行いながら、経済成長を目指そうと意図があるのだと思います。
ちなみに、”GX志向型住宅”に認定されれば【160万円】の補助金が得られ、東京都の太陽光設置義務化にともなう補助金とも併せて考えれば、経済性のメリットも享受できます。
今後は、「DX」と「GX」が、経済成長のキーワードになるのではないでしょうか。
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