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実家が空き家になると、これだけお金がかかる!

夏の甲子園も終わり、秋の気配です。日中は陽射しも強いのですが、夜帰宅する際にそよぐ風は秋を感じます。

 
 

コロナもお盆の影響もあるようですが、全体的には今後は減少予測。9月からは都民割もスタートし、本格的に経済が活発化の動きです。

 
 

さて、私は夏休みの前半に父親の三回忌で帰省してきました。一昨年のコロナ初期に亡くなったので、今年の8月で丸2年なのですが、亡くなった年を1年とするので、今年で三回忌になるわけです。

 
 

久しぶりに実家に帰ると、亡くなった当時のままの姿でした。シルバー人材センターの方々が夏の草むしりをしていただいた直後ということもあり、外観は空き家という雰囲気は全くありませんでした。

 
 

しかし、室内はよどんだ空気で充満。トイレや洗面所の水洗金具は、青かびが発生していました。昨年の一冬で水道管が破裂してしまい、トイレが使用不可だったので、滞在時間はわずか1時間程度。空気の入れ替えや簡単な清掃をするだけしかできません。

 
 

認知症が進んだ母親と妹とは、三回忌が済んだら今後の実家の活用方法について話そうとしていたのですが、結局は結論が出せずじまいでした。
空き家事業をしている会社の社長としては情けないですね。

 
 

ちなみに実家を空き家として維持する費用は以下の通りです。

 

1  庭の草むしり(シルバー人材センター) : 年に2回で 3万円
2  庭木の剪定、冬支度、冬支度の解除 : 年3回で 15万円
3  維持管理セキュリティー(アルソック) : 年 6.6万円
4  電気、浄化槽の年間維持費 : 年 10万円
5  固定資産税(土地、建物) : 年 12万円
6  お寺の檀家代 : 年 1万円
7  交通費・宿泊代(3名) : 年3回で 24万円

 
 

合計すると年間 71.6万円の出費となります。大きいですね。ちなみに、隣地で実家と同程度(土地120坪、老朽家屋付)のものが自治体の空き家バンクに掲載されており、300万円で売られていましたがずっと買い手がつかないようです。

 
 

実家は、築 20年程度の某ハウスメーカーで建てた軽量鉄骨の建物ですからもう少し資産価値は高いような気もしますが、逆に建物がスペック過剰で、固定資産税も高くなっているのが現状です。

 
 

都市部では、リフォームして賃貸ということも考えられますが、市場性は全くありません。しばらくは空き家で維持すると言っても、年間 70万円も費用がかかりますから、5年で 350万円、10年で 700万円です。どうしたものかと悩んでいるうちに費用だけかさんでしまいます。

 
 

本当に悩みどころですが、同様に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ちょうど夏休み前に空き家の実態としてNHKさんに取材された内容が、先日放送されました。記事としても掲載されていますのでご一読下さい。

 
 
 
【NHKビジネス特集“価値がない”は思い込み? 実家が空き家になったら】
こちらから

 
 
 
 

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