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老後の自宅問題は難題! 決断は早い方がいいのだが・・・

11月も明日で終わり、いよいよ12月師走へ突入します。晩秋とは言えない暖かさが続いていたのですが、週の後半からは寒冷前線の南下により気温もぐっと下がり、本格的な冬が到来するとのこと。忘年会や納会なども続きますから、体調にはくれぐれもお気を付けください。

 

さて、先日ハウスメーカーの営業担当時代に建てていただいたお客様から相談があるとのことで、呼ばれ訪問してきました。

 

内容は、25年前に建てた自宅をどうしようかという相談でした。世田谷の自宅は、重量鉄骨造の3階建てで、当時お父様の介護もあり、二世帯住宅の延床は70坪ほどありました。

 

将来高齢になり、足もとが不安になった時のために、ホームエレベーターも設置しており、お父様世帯にご自身が入り、長女様もしくは次女様とのリフォームによる二世帯住宅を想定したものでした。時代は移り変わり、ご主人様の年齢は80歳になろうとしています。目論んでいたお嬢様たちとの二世帯住宅も、嫁いだ先での生活となり、70坪の3階建てには、高齢のご夫婦様2人住まいとなりました。

 
 

相続税対策などで、アパートを何棟か建てていただいたり、都心に納税資金対策としてマンションを購入していただいたりと不動産資産や生命保険などの運用などもお任せいただいているお客様でした。

 
 

ところがご自宅については、当時さまざまな問題点を最大公約数で解決したつもりでいましたが、そこはあくまで25年前の想定です。現実には、想定した家族構成も異なり、現在のスペックでは資金的にも管理面でも負担ばかりがかかってしまっていました。

 

考えられる選択肢は、ご自宅を売却し、その資金でマンションを購入し、住替えすることが最良の選択ですが、長年住んだご自宅を売却するのは愛着があり、ご夫婦様2人とも乗り気ではありません。減築して、ワンフロア―で生活できるようにリフォームすることもコストだけがかかり、その後の保有税や管理維持面も解決にはなりません。

 

まだまだお二人ともお元気なので、今すぐどうにかしなければいけないという問題ではありませんが、高齢になればなるほど判断しづらく、生活を変える環境の適応面も難しくなっていきます。決断は早めの方がいいのですが・・・。難題です。

 
 
 
 
 

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