天候不順が続いています。ゲリラ豪雨と雷です。夏の終わりのこの時期、夕立と言って、夕方雨が降りやすい時期ですが、いつの頃からゲリラ豪雨という名に変わりました。
先週などは、真昼間に急変し、突然の稲光とゲリラ豪雨。これも異常気象でしょうか。明日には関東にも台風10号が接近。被害が少ないことを祈るばかりです。
令和6年度の住宅ローン控除の内容について
さて、1年も後半戦。この時期になると各省から令和7年度の税制改正要望がまとめられます。詳細はまだ出ていませんが、気になるのが住宅ローン控除の内容です。
現状の新築住宅の住宅ローン控除の条件は以下の通りです。
- ・床面積が50m2以上
- ・合計所得が2000万円以下
- ・2025年までに入居
- ・引き渡しまたは工事完了から6ヶ月以内に居住すること
- ・ローン返済期間が10年以上
この条件を満たせば、住宅性能の区分により以下の借入限度額に対し、13年間、0.7%の住宅ローン減税を受けることができます。
- ・長期優良住宅、低炭素住宅・・・4500万円(5000万円)
- ・ZEH水準省エネ住宅 ・・・3500万円(4500万円)
- ・省エネ基準適合住宅 ・・・3000万円(4000万円)
- ※拡充額は、上の( )内の金額です。
さらに、令和6年度の税制改正により、19歳未満の扶養親族を有する子育て世帯と、夫婦のいずれかが40歳未満の若者夫婦世帯の住宅ローン減税が拡充されました。
令和7年度税制改正要望の「住宅ローン控除」に注目!
令和6年度の住宅ローン控除には、2024年12月31日までに入居した場合という条件がついています。あと4か月ちょっとしか猶予がありませんから、現在着工中でなければ無理な話です。
この条件が、1年延長になる見込みです。つまり、2025年12月31日までに入居すればよく、猶予期間は1年4か月となり、これから検討を始める人にとっても利用が可能となります。
原材料費は少し落ち着きを取り戻していますが、人件費の高騰は今後も続く見込みであり、全体的な建築費が下がることはありません。さらには、住宅ローン金利は上昇の一途をたどることになります。住宅の一次取得者には朗報だと思います。