
ゴールデンウィークも終わり、新緑の季節です。
先週は、“メイストーム”なんていう台風並みの低気圧の影響で、風雨に見舞われた日本列島ですが、今週からは爽やかな初夏の様相です。
鮮やかな新緑とともに、お出かけするのもいいですね。
新築工事のインスペクションとは何をする?

さて、先日こんな相談がありました。
都内に住む70歳代のご夫婦です。
以前から弊社のメルマガや余はくなどを購読していただいており、弊社のセミナーなどにも参加されている方でした。
一度、12年前に相続対策や新築の無料相談を受けていましたが、いよいよ長男様夫妻との二世帯住宅が決まり、ハウスメーカーや工務店で検討した結果、あるハウスメーカーで決まりました。
そこで依頼されたのが、インスペクションです。
インスペクションというのは、不動産購入の際の売買契約書や重要事項説明書のチェック、中古戸建てや中古マンションの家屋診断などさまざまなものがありますが、今回は新築戸建ての施工チェックです。
中古の戸建ての建物診断が一般的ですが、今回はハウスメーカーだからといって現場を施工するのは下請けの工務店、ましてや現場監督は複数の現場を見るのが通例ですから、安心できないと依頼されました。
では、新築工事のインスペクションとはどんなことをするのでしょう。
以下が弊社で行っているインスペクションの概要です。
1.基礎工事 ベース配筋検査
2.基礎工事 立上り配筋検査
3.上棟金物検査
4.外壁防水検査
5.断熱確認検査
6.竣工時検査
基礎の鉄筋の口径、配置などが図面通りになっているかどうかの確認、アンカーボルトやホールダウンの確認、防水や断熱の施工チェック、そして最終の仕上げ状況のチェックを行っていきます。
通常はこの6回ですが、基礎コンクリートの打設確認など、ご要望に応じて増えるケースもありますし、最終の仕上げのチェックは自身でやるので必要ないなど、回数を減らす場合もあります。
金額的には、100㎡(30坪)木造2階建てで1回あたり6万円(税別)が基本料金となります。100㎡を超える場合は、㎡ごとに加算したり、完全分離の2世帯などは世帯割り増しが発生します。
一般的な住宅であれば36万円(税別)
100㎡を超え、2世帯住宅になる場合など50万円(税別)
ほどを見ておけばいいかと思います。
インスペクションを第三者に依頼することで、完全に安心かというとそうではありませんが、少なくとも施工会社への抑止力になりますし、何かあった場合の立証や、交渉のアドバイスも受けることができます。
一度検証してみたらいかがでしょうか。
インスペクションのご相談は以下より
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