
ゴールデンウィークの4連休を近場で過ごすか、家で寛ぐ方がほとんどだったと思いますが、海外などで10日以上過ごす方もいらっしゃるのですね。
実にうらやましい限りです。
中古マンション価格が過去最高額!

さて、前回新築マンションが高騰しているお話をしましたが、新築マンションが高騰すれば、当然中古マンションも価格は高騰します。
3月の中古マンションの平均希望売り出し価格は、東京23区で70m2あたり9,501万円と過去最高を更新したとのことです。
3月は繁忙期、そして平均希望価格というのを差し引いても、都心ではなく、東京23区の平均ですから異常です。
もっとも、東京23区の新築マンションの平均価格が1億4,939円というのを考えると60%相当額ですから妥当とも言えます。
中古マンション高騰の理由は、新築マンション価格高騰に引っ張られたことが大きな理由ですが、それだけではありません。
新築マンションが、土地の価格高騰、建設費の価格高騰により、供給数が減少したこと、駅近の優良物件が少なくなったことにより、築浅の中古マンションの需要が喚起されたことによります。
徒歩15分の割高な新築マンションよりも、徒歩10分以内の築浅ですでに外観や日照が見てとれ、そして住んでいる方の雰囲気もわかる新築よりも割安な中古マンションに需要があるのは自明の理です。
それにしても、平均が9,501万円ともなると一次取得者には重いですね。
夫婦共働きで世帯年収が1,500万円以上ないと手がでません。
中古戸建てはマンションに比べて安価で広い面積の家が購入できる?

そこで、最近では中古戸建てに注目が集まってきました。
新築戸建ては、新築マンション同様、土地の価格高騰と建設費の価格高騰で用地仕入れが一段と難しくなっています。
ところが、中古戸建てともなると、築年数さえ気にしなければ、徒歩15分以内の物件は引手あまたです。しかも安い。
23区ではありませんが東京都全体の平均価格は、6,500万円程度です。
なぜ、安いかといえば、築年数が古く安全性が不安、リフォームに費用がかかる、中古マンションと比べ、人が住んでいた生活感が嫌だという拒否反応が強いことが挙げられます。
しかし、購入前にインスペクション(物件調査)含め、きちんと安全性が確保されていること、リフォーム費用を算出することで総費用が確認できれば、駐車場付きで、マンションよりも広い面積の家を購入できます。
今後、戸建て再販の仕組みが確立されれば、リノベ付き中古戸建てがトレンドになるかもしれません。
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