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2019年が住宅取得の最大のチャンスは本当か!

梅雨らしい天気が続きます。しとしとと雨が降り、曇っていても湿度が高いためじとじと汗がまとわりつく。本当に嫌ですが梅雨明けまでもう少し。終われば夏休みとしばしの我慢です。

 

さて、消費税増税が本決まりとなり、初めて家を建てる一次取得者がようやく動き出してきた感があります。先週末のセミナーでは、土曜日が錦糸町で20組弱、日曜日の恵比寿では30組のお客様が熱心に受講していらっしゃいました。

 

4大住宅支援策である、住宅ローン控除が10年から13年へ拡大延長、住まい給付金も年収制限がアップし給付金も増額、次世代住宅ポイントも付与、住宅取得資金贈与の非課税枠が一気に 3,000万円へなど消費税が8%から10%へアップした方が特典が大きいのが特徴です。

 

この4大住宅支援策、期限が設定されています。
住宅ローン控除は、来年2020年12月31日までに入居が条件。
次世代住宅ポイントは、来年2020年3月31日までに契約が条件。
住宅取得資金贈与の非課税枠 3,000万円も来年3月31日までに契約が条件。
住まい給付金は、再来年2021年12月31日までに入居が条件。

 

住まい給付金以外は、ほぼ来年3月までに契約しないと、この特典は受けられないことになっています。

 

 

そして、大きいのが住宅ローン金利です。景気の上昇に伴い、金利も徐々にアップすると言われていましたが、ふたを開ければどんどん金利は下がる一方で、7月の基準金利は返済期間20年、融資が9割以内で前月から▲0.09%の1.12%。

1.12%の金利には、0.2%の団体信用生命保険が付加されていますから、実質は 0.92%と、1.0%を切り、さらに耐震性、省エネ性、バリアフリー性、耐久性・可変性の4分野の性能のうち1つでも基準をクリアーすればさらに▲0.25%の金利優遇を受けられますから最大0.67%の金利となります。

 

これは、フラット35の歴史の中でも過去最低だった2016年8月の0.83%を大きく下回り、現状の住宅ローン控除であるローン残高の1.0%を所得税・住民税から還付するのと併せて考えれば、借入金利 0.67%-1.0%=0.33%で住宅ローンを借りると年間0.33%儲かるという話になります。

 

普通預金に預けていても 0.01%の預金金利しかつかないのに、住宅ローンを借りると、ローン残高に対し 0.33%金利がつくというおかしな話です。

 

 

いずれにしても2019年度が最大のチャンスと消費者の方々はよく理解している人が多く、夏休み中に家族とよく話し合い、9月以降、住宅業界は一時的に活発化するのではないでしょうか。

 

 

しかし、いい話ばかりではありません。
こういう駆け込みの時だからこそ、営業に騙され予想以上の出費がかさみ、現場の施工が粗くなったりと問題も噴出します。充分気をつけましょう。

 

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