自宅を建て替え

想いを形にした親子3世代の家 神奈川県 K様邸

古い家の記憶を
引き継ぎながら、
長く快適に暮らすために


場所は、海に近い湘南エリア。ご先祖から受け継いだ家をネクスト・アイズの仲介システムを利用して二世帯住宅に建て替えたK様ご一家。
間取りは1階が親世帯、2階が子世帯の独立型。

けれど両世帯をつなぐ内ドアは、常に開放し、育ちざかりの2人のお子さんを、親世帯ともども、あたたかく見守ります。

新しい住まいに込められた、それぞれの想いをうかがいました。

建て替えを決意した理由

祖父母がいる暮らしの農かさを、子どもに味わって欲しいから

息子「一番のきっかけは長男が生まれたことです。もともとこの家には母方の祖父母が住んでいて、うちの両親は介護のために、Jこで暮らすようになりました。ですから、僕自身はこの家に住んだことはなく、夏休みやお正月などに遊びに来る場所。その中で、日常に祖父母がいるっていいなとずっと思ってきたので、自分の子どもにはそういう環境をつくってあげたいと思い、去年のお正月に同居を切り出しました」

母「その話を受けて、二世帯住宅への建て替えを決めました。当時、息子夫婦は埼玉に住んでいたのですが、建て替えをするなら近くにいるほうがいいからと湘南に引っ越してきてくれて。実現に向けての行動が嬉しかったですね」
両世帯が朝に夕に顔を合わせ、自然に会話を交わすという仲のよいK様こ一家。 「この家で育バーバをするのが楽しみです」とお母様。

ネクスト・アイズとの出会

第三者的な視点が加わることの安心感に期待して

息子「海の近くということもあり、新居は耐久性の高い鉄骨がいいと思っていました。ただ、その先がなかなかイメージできなくて。最初、住宅展示場に行き、複数の住宅メーカーからプラン提案を受けたものの、果たしてそれらが本当に自分たちにふさわしいのか、判断がつきませんでした。そこで仕事で関わりのある三越伊勢丹プロパティ・デザイン(IMPD)の浅賀さんに相談したところ、紹介されたのがネクスト・アイズでした。初回面談で話を聞く中で、第一者的に関わってもらうことで、その分の費用はかかっても、結果的に無駄な出費が抑えられるのがメリットだと感じました」

父「私は価格的なことより、家づくりのバックアップをネクスト・アイズに期待しました。当初は、住宅コンサルという仕事を知らなかったので業務内容を理解するまでに時間を要しましたが、結果的にお願いしてよかったと思っています」
1.緩やかなスロープを備えたエントランス。
2.分離発注でコスト削減を図った外構。その一角には、移植した既存樹とともに井桁格子や灯籠を配した和の庭を配置。

住まいに求めたもの

親世帯は安心を、子世帯は開放的な広がりを重

父「新しい家に求めたことは、大きく2つあります。まずは外構も含めてバリアフリーであること、そして思い出深い旧宅のリビングの雰囲気を再現することです。そのため、部屋の広さや照明の位置、家具の配置も以前のようにしたいと思いました」
息子「親世帯がリビングの雰囲気を引き継いでくれるのは、古い家に思い入れのある僕にとっても嬉しいことですから、家づくりは1階のリビングをベースに全体の間取りを考えることになりました」
嫁「その上で、子世帯は個室を最小限の広さにして、家族が集まれる場所をできるだけ広くとりたいと思いました」
上/5mの幅が確保された親世帯のリビング。壁面の飾り棚には、こ夫妻の趣味の一つである旅行先で出会った記念の品が飾られている。
中/「ミッドセンチュリー」を取り入れた子世帯のLDK。モルタル風のオープンキッチンはキッチンハウス製。手持ちのヴィンテージ家具との調和が見事。
下/子世帯リビングの正面に配したルーフバルコニーは、子どもたちの安全な遊び場でもある。「近いうちに、ここで両親とBBQをしたいと思っています」とこ主人。
関係者/k様邸に関わったスタッフの面々。左から、 トヨタホーム東京森忠義、柿沼常治、三越伊勢丹プロパティ・デザイン浅賀久範、ネクスト・アイズ森下明、ビームス横溝賢史。

トヨタホームに 決めた理由

万全なスタッフ体制が大きな魅力
父「トヨタホームに決めた理由の第一は、ユニットエ法ですね。地震に強く、エ期も短いことにメリットを感じました」
息子「僕は、契約前に体制を整えてくれたことが大きいですね。トヨタホームは担当の森さんとともに、上長の柿沼さんが打ち合わせなどに加わり、またIMPD浅賀さんの提案でビームスの横溝さんも内装に関わってくれることになりました。人が増えると業務が煩雑化し、費用もかかると思いがちですが、そこはネクスト・アイズの森下さんがこちらに近い立場で全体を見てくれますから安心感がありました」
母「私も同感です。このチームの皆さんは何かを提案する場合もこちらの思いを汲んだうえで具体的なプランを出してくださる。この方たちなら安心と思いました」
嫁「私は内装にこだわりたいという思いがあったので、ビームスとの体制を作ってくれたことに魅力を感じました」
様々な工夫が施された子世帯。
3/階段下収納には、趣味のロードバイクを壁掛けして。
4/洗濯動線も考慮された機能的なクローゼット。
5/ー間空間の一角にはリモート ークスペースも。
6/ホールからすぐのところには、広々とした洗面所を配置。
7/オープンキッチンから見たダイニングは、まるで居心地のよいカフェのよう。

住まいづくりを振り返って

一人ひとりが住まいに満足!これからの夢も広がります

息子「一言でいうと楽しかったですね。やりたいことをやりきりました。それを叶えてくれたのが、森下さんを始めとするスタッフの皆さんです。特に森下さんの丁寧な人柄には惚れました。ネクスト・アイズに入ってもらってよかったと思います。あと、家ができてから嬉しく思うのは、子どもたちが家で楽しそうにしていることです。かつては雨だと家で退屈そうでしたが、今は天気に関係なく家で走り回っています。何より2階に飽きたら1階に行けばいい。それが3世代同居のよいところですね」
嫁「私も家づくりはすごく面白かったです。何より、家事動線が使いやすいのが気に入っていますね。これからは2階のオープンキッチンで子どもたちと一緒に料理づくりなどをしてみたいです」
父「家づくりは大変なこともありましたが、新しいのに違和感なく暮らせる希望どおりの家になり、満足しています。今後は庭の一角で家庭菜園を始めてみたいですね」
母「私も満足度は100%。キッチンをオープン型にしたことで、ストレスのない暮らしになりました。森下さんが、私たちの側について常にいてくださったことが、何よりもありがたいことでした」

コンサルタントの“目”

新居への要望を整理して納得できる二世帯住宅へ

k様との初回面談では、資金計画や当時関わっておられた住宅メーカーが提案してきたプランニングに関する問題点を抽出し、K様が新居に求められる要望を整理していきました。そのうえで新たに住宅メーカー2社を加え、計4社でのコンペを設定。各社の提案が一覧できるよう比較表を作って差を明確にしていきました。今回は多くのスタッフが関わりましたが、皆が同じ方向を見て仕事を進めたことでこ満足いただける家となり、大変嬉しく思います。
ネクスト・アイズ
森下 明さん

建築会社からのメッセージ

親世帯、子世帯の住まいへのこだわりをきめ細かく実現

お父様からはリビングの幅や趣味室の位置、お母様からは収納の場所や広さについて具体的なこ要望をいただき、それに応える形でこ提案を重ねました。子世帯のこ要望も明快で、特に収納は、納める服の星や必要な棚板の数なども伝えてくださいました。一方、LDKを広くとり、寝室は寝るだけなので3~4畳でよく収納も不要という割り切りも明快。スタイルのあるご一家ならではのこだわりが詰まった住居となりました。
トヨタホーム東京
森 忠義さん
物件名
神奈川県 K様邸
家族構成
ご両親、子世帯4人(お子様2人)
構造工法
鉄骨ラーメンユニッ トエ法
設計
トヨタホーム株式会社
施工
トヨタホーム株式会社
住宅コンサルタント
森下明(ネクスト・アイズ株式会社)
取材・原稿 冨部 志保子さん
撮影 杉浦 章浩さん

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