相談内容
自宅を売却して、マンションへ買い替えを検討したい。売却後の住まいは、まだ決まっていないが、買い替え先の購入は、売却代金で考えています。

お客様の状況
・ご相談 70代 お一人住まい。一緒お住まいだったご主人が他界。
・子供は3人。それぞれ独立して、別に世帯をもっている。
・所有している不動産は、土地30坪、建物2階建約30坪。築40年のご自宅のみ。
所有不動産の査定と買い替え計画の方向性の確認
不動産査定書を作成し、市場の相場価格と対象不動産の売却価格を説明しました。
売却査定額が6,000万円でしたので、買替え先のマンションの購入予算については、余裕をもって5,000万円ぐらいを想定した購入計画としました。

確定測量の準備を早めに行なうことで、売買契約がスムーズに
現在、不動産の売買契約ではトラブル防止のために、売主の義務として測量条件が付加されることが多いです。測量業務は完了するまでに、平均すると2ケ月半前後ぐらい期間がかかります。
そのため、売買契約を行うにあたり、測量条件を想定して、事前に測量を行うことで、売買契約の期間を短縮できました。
売却と購入どちらを優先?
相談者の資産状況から、売却金額を購入資金に充てる売却先行型で計画を進行する必要がありました。
この際、買い替えの購入も売却契約と同時契約とすることで、非常にスムーズに売買契約を進められました。

売却先行型の買い替え計画では、先を見越して進めること
今回のご相談は、優先すべき要望を整理して、売却と購入計画を先々まで見越して計画できたことがポイントです。実際に、売却を先行して早めに売買契約まで進み、その後の買い替え先の購入契約についても、スムーズに進めることができた点で、お客様にも満足いただけました。
なお、購入契約については、買い替えの停止条件など買い替え条件も整理し、しっかりとご説明することでお客様も事前に条件を確認することができ、より余裕をもった買い替え計画で進めることができました。

コンサルタントの考察
買い換え計画をスムーズに進捗させるには、メリットとデメリットを整理することはもちろん、今回のように、お客様の資金面から仮住まいなどの金額をかけることが難しい場合の対応方法など、お客様の状況に合わせて売却と購入のタイミングも調整することが必要です。
買い換えは合理的ですが、相談者のご要望やご事情、収入によって様々なケースが考えられます。それによりメリットが大きい場合もあれば、デメリットの方が大きい場合も考えられます。実際にトラブルも多いので、しっかりと計画全体を調整できる経験豊富な担当者に相談することが必要です。
不動産コンサルタントのように、客観的な視点で買い替えのメリットとデメリットを整理してくれる担当者と出会うことが成功する秘訣だと考えます。
買い替え計画は余裕をもったスケジュール感でしっかりと手順を整理したうえで進めましょう。
買い替え計画は余裕をもったスケジュール感でしっかりと手順を整理したうえで進めましょう。

担当者
